2016年8月15日月曜日

読了記 【2015.10~2015.12】

このブログの存続を願う「とある人」が楽しみにしているのが読了記とか。
あれ?SBブログじゃなかったのかな、これ。

ってことで、そんな読了記ですが、ご覧のとおり昨年の分です。
感想どころか、読んだことすら忘れているのでご容赦願いたい。

ある日の我が家

★1点 ☆0.5点 (例)★★★☆←3.5点
最高★5つ、10段階でつけてます。

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 青山七恵 ★★★ 愛するあまり夫を傷つけてしまう舞。帰らぬ彼を、ひとり待ち続ける希子。もがき傷つけあいながら生きる、ふたりの破壊と再生の物語 
(みんな病んでるなー)

聖母 秋吉理香子 ★★★☆ 幼稚園児が遺体で見つかった。猟奇的な手口に町は震撼する。そのとき、母は―。ラスト20ページ、世界は一変する。『暗黒女子』の著者が放つ驚愕の長編サスペンス・ミステリー!
(帯通りの結末。あー、なるほどね。という感じ)

炎の塔 五十嵐貴久 ★★★☆ 銀座のランドマーク「ファルコンタワー」。高さ450メートルを誇る日本一の超高層ビルが完成した。オープンの初日、タワーには震災を生き抜いた親子、重病を克服した夫婦、禁断の恋に落ちた教師と女子高生、離婚問題に直面する夫婦など、様々な事情を抱える人たちが訪れていた。そんな彼らに未曾有の大火災が襲いかかった。 通称“ギンイチ”銀座第一消防署の若き女性消防士・神谷夏美は猛威をふるう炎の中、死を賭した任務に出動するが――。 完璧だったはずの防火設備はなぜ破綻したのか?最上階に取り残された人々の運命は?
(まさにタワーリングインフェルノの世界。映像化必至の娯楽的な作品)

空色の小鳥 大崎梢 ★★★★☆ その少女は、幸せの青い鳥なのか。大企業総帥の父が溺愛した亡き兄は内縁の妻との間に幼い娘を残していた。密かにその子を引き取った弟。彼の心を占めるのは、打算か、愛情か、それとも―。
(こういう話、大好き)

猫のマルモ 大宮エリー ★★☆ 強い強い人間への愛と人生への応援。心に沁みる、7つの短編小説集。
(大人のための童話) 

グランドマンション 折原一 ★★☆ 騒音問題、住居侵入、ストーカー……アクの強い住人たちが、これでもかとばかり次々に問題を引き起こす「グランドマンション一番館」を舞台に、希代の名手の技巧が冴え渡る! 
(登場人物全員が住んでると思うとすごいマンションだな)

不愉快犯 木内一裕 ★★☆ 人気ミステリー作家、成宮彰一郎の妻が行方不明になった。事件性が高いと見た三鷹署の新米刑事ノボルは、先輩刑事の佐藤とともに捜査を開始。次々に容疑者候補が浮かぶ一方、警視庁本部の組対四課や捜査一課も事件に関与してくる。「どうせなら死んじゃっててくんないかなぁ…」不愉快な言動を繰り返す夫、成宮の真意とは―。完全犯罪を「完全」に描き切る、前代未聞の傑作ミステリー!
(なんだかよくわからない。犯人は不愉快というよりもキャラが立ってるだけ)

モンローが死んだ日 小池真理子 ★★★★ なぜ生きるのか?なぜ愛するのか?人が他者を、自らを支えきれなくなった時代、「生と性」の意味を問い続けてきた著者が贈る、渾身の感動長編!孤独の中を生きてきた男女が辿りついた場所とは―現代人の心の襞の奥底に踏み込む、濃密な心理サスペンスの誕生。
(小池真理子さんの久しぶりの長編。大人の男女の結びつきが違和感なく書かれていた序盤とミステリーの色が濃くなる後半。本当に素晴らしいわ)

残り火 小杉健治 ★★★★ 圧倒的に不利な裁判に臨んだ水木邦夫弁護士は、連続殺人事件の被告・相浦純也が頑なに口を閉ざす、ある「秘密」に気づいていた。その「秘密」が水木の予想どおりならば、相浦の無実は証明されるのだが…。迫真の法廷シーン。そして、驚愕の結末。これぞ法廷ミステリーの傑作。
(法廷ミステリー。読みやすく、話の展開ももたつくことがないのでミステリー初心者にオススメ)

スーツケースの半分は 近藤史恵 ★★★★ 相棒は青いスーツケースただ一つ。今日も残りの半分に、温かいドラマが詰まってゆく―人生は、一人旅。明日はどこへ行こう?心がふわっと軽くなる、幸せつなぐ物語。
(旅行に行きたくなる!) 

犯人に告ぐ2 雫井脩介 ★★★★ 警察、犯人、被害者家族―前代未聞の騙し合いが始まる!巧妙に仕組まれた“誘拐ビジネス”。神奈川県警を嘲笑うかのような闇の犯行に、異色の捜査官・巻島史彦警視が再び立ち向かう。累計135万部突破の大ヒット警察小説、待望の第2弾!
(今回は巻島の活躍というよりも犯人にスポット。第三弾もありそう!)

生還者 下村敦史 ★★★★ ヒマラヤ山脈東部のカンチェンジュンガで大規模な雪崩が発生、4年前に登山をやめたはずの兄が34歳の若さで命を落とした。同じ山岳部出身の増田直志は、兄の遺品のザイルが何者かによって切断されていたことに気付く。兄は事故死ではなく何者かによって殺されたのか―?相次いで二人の男が奇跡の生還を果たすが、全く逆の証言をする。どちらの生還者が真実を語っているのか?兄の死の真相を突き止めるため、増田は高峰に隠された謎に挑む!
(山岳ものって苦手なんだけど、これは読みやすいし最後まで伏線があってよかった)

快挙 白石一文 ★★★★ あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。そう思っていたが、すべては私の驕りにすぎなかった…。結婚に愛は存在するのか。結婚における愛の在処を探る傑作夫婦小説。
(作者には珍しい夫婦もの。淡々と進み感じが好き)

君の膵臓をたべたい 住野よる ★★★ 偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった
(みんなこれで泣けるんだなー)

ビオレタ 寺地はるな ★★★☆ 婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。
(心が疲れている時に読む本だな)

十字の記憶 堂場瞬一 ★★★ 高校の同級生だった刑事と新聞記者。ふたりは同じ後悔を背負っていた。
警察小説の旗手が初めて挑んだ、青春×警察ミステリ!
(うまくまとめてるけど、ミステリーとしてまとまってるかというと・・・)

闘う君の唄を 中山七里 ★★★☆ 新任幼稚園教諭として埼玉県秩父郡神室町の「神室幼稚園」に赴任した喜多嶋凛は、モンスターペアレントたちの要求を果敢に退け、自らの理想とする教育のあり方の実践に務める。当初は、抵抗されるも、徐々にその熱意が伝わり、周囲の信頼も得られていくのだが…。健気なニューヒロイン、誕生!
(前半のモンペと闘う幼稚園教諭の話が後半でガラリ)

わたしをみつけて 中脇初枝 ★★★★ 施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。なぜならやっと得た居場所を失いたくないから―。『きみはいい子』で光をあてた家族の問題に加え、今作では医療現場の問題にも鋭く切り込んでいく。
(ドラマ化された。医療ものというよりもひとりの女性の成長期的な話でとても読みやすい)

ボクの妻と結婚してください 樋口卓治 ★★★ バラエティ番組の放送作家・三村修治は、世の中のできごとを好奇心で“楽しい”に変換してきた。余命6ヵ月を宣告されたいま、最後の企画は、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった。「決めた。愛する人に幸せな未来を残すと決めた」AD、芸人、リサーチャーから婚活本の著者まで、信頼できる仲間たちに助けを求めながら、三村修治はひたすら走る!果たして妻の結婚相手を見つけることができるのか―。
(ま、こんなもんですよね)

プラージュ 誉田哲也 ★★★ たった一度、魔が差した結果、仕事も住む場所も失ったサラリーマンの貴生。やっと見つけたシェアハウスで、人生をやり直す決意をした矢先に、一人の女性住人に「夜這いし放題よ」と耳打ちされて…。あるシェアハウスに住む、厄介者たちの物語。
(犯罪者の再生ってだけ)

きわこのこと まさきとしか ★★★☆ ありふれた三面記事。見ず知らずの他人の出来事に鏤められた貴和子という女の人生。彼女はどんな罪を犯し、彼らに何をしたのか。そして貴和子は―幸せだったのか。
(完璧に内容を把握できる人が近くにいて欲しい)

アルテーミスの采配 真梨幸子 ★★★ AV女優連続不審死事件。容疑者の男は行方不明。男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、隠された嘘、或は真実を語り始める。私の人生、狂ったのは誰のせい?毎日は無数の罠で満ちている。
(さすが嫌ミスの女王。後味の悪さだけが残るわ)

あの家に暮らす四人の女 三浦しをん ★★★☆ 謎の老人の活躍、ストーカー男の闖入。やがて重なり合う生者と死者の声――古びた洋館に住むざんねんな女たちの現代版『細雪』。
(中盤までの平和な部分を頑張って読むと後半はすごく面白い)

田園発港行き自転車(上) 宮本輝
田園発港行き自転車(下) 宮本輝 ★★★★☆ 絵本作家として活躍する賀川真帆。真帆の父は十五年前、「出張で九州に行く」と言い置いたまま、富山で病死を遂げていた。父はなぜ家族に内緒で、何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか―。長年のわだかまりを胸に、真帆は富山へ足を向ける。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。
(宮本輝はやっぱりすごいな)

家族の行方 矢口敦子 ★★★ 絵本作家として活躍する賀川真帆。真帆の父は十五年前、「出張で九州に行く」と言い置いたまま、富山で病死を遂げていた。父はなぜ家族に内緒で、何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか―。長年のわだかまりを胸に、真帆は富山へ足を向ける。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。
(話が散らかっとる)

孤独で優しい夜 唯川恵 ★★★ 愛なのか、意地なのか―。好きな男を親友の美帆に奪われた粧子。でも、粧子の恋は、彼ら2人が結婚した時から本当に始まった。「不倫」―許されない関係の中でたどる愛の行方は?
(初期の作品なので王道な感じの不倫もの)

啼かない鳥は空に溺れる 唯川恵 ★★★★ 愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。
(最近多い、母と娘モノにしては恨み節などのしつこさはなく面白かった)

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ということで、28冊を加えて2015年は126冊読破でした!
それでは、次の読了記を書き始めます。



3 件のコメント:

  1. 「啼かない鳥・・・・」面白そうですね。図書館にあったら読もうっと。

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    1. 最近「毒親(母)」を描いたものって本当に増えましたね。
      一番最近では湊かなえさんの「ポイズンドーター・ホーリーマザー」を読みました。
      こちらもなかなか面白かったですよ。

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  2.  怖い義母の話ですか?私の義母はそれはそれはいい人を絵にかいたような人で、ほんとに助かってますが、他のママ友は苦労してるようです。

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